【長岡・LLP】AIと現場の融合!最優秀賞チームが明かす「課題解決」の本質|バブリーチ独占取材(後編)

LLP(リーンローンチパッド)
ケイ
ケイ

こんにちは!中越ライフのケイです!
前回に引き続きLLP長岡2026の最優秀賞チームにインタビュー!
今回は発起人でもあるプログラマーの石井さんにお話を伺いました!

👉前編「タイミー潜入!?最優秀賞チームの泥臭い顧客理解の極意|バブリーチ独占取材」はこちら

「技術やアイデアはあるのに、どうビジネスに繋げればいいかわからない……」

「自分のプロダクトが、本当に人の役に立っているのか不安になる……」

そんな悩みを抱える起業家の卵やエンジニアの方に、ぜひ届いてほしいストーリーがあります。

長岡の起業家育成プログラム「LLP(リーン・ローンチパッド・プログラム)」で見事最優秀賞を獲得したチームのリーダー・石井さん。

実は石井さん、前年のLLPでは「一般層にまったく伝わらない発表」で悔しくも撃沈した過去がありました。

1年の挫折を経て、なぜ彼は見事最優秀賞という頂点に返り咲くことができたのか?

「エンジニアリングは人の役に立ってこそ」と語る石井さんに、泥臭い顧客ヒアリングのリアルと、大躍進の舞台裏をたっぷり伺いました!

※アプリ名称「シフトパズル」は現在「シフトントン」に改名されていますが、記事内ではインタビュー時の引用として旧名称で記載しております。

1年の挫折を経て。「忍者格好に手書きのスケッチブック」から始まった再挑戦

2023年4月頃から温めていたOS構想「バブリス」。石井さんが山形から長岡へ移住してきたのは2025年1月のことでした。

当時は手書きのアイデアスケッチをいつも持ち歩き、「こんなOSを作るんだ」と出会う人に見せて回る日々。

石井さんがスケッチブックの内容の一部を提供してくださいました。

石井さん「周りからはほぼ奇人だと思われていたはずです(笑)。でも、手書きの筆で書いたファイルを持ち歩くインパクトはすごくて、少しずつ仲間が増えていきました。」

そしてその仲間と2人チームで挑んだ前年のLLP。しかし結果は「箸にも棒にもかからない撃沈」でした。

石井さん「当時はエンジニア2人で尖りすぎていて、伝えたいことが何一つ伝わらなかったし、なにより「買ってくれそうなお客さんの声(トラクション)」というビジネスピッチで最も重要な要素を軽視してしまっていたんです。LLPは『開発』の場ではなく『ビジネス』を学ぶ場なんだと、痛いほど実感しました。」

そこからコンセプトを愚直に発信し続け、共感してくれる仲間が徐々に増加。現在では20名以上が関わるコミュニティへと成長しました。

「具体」に絞る!最優秀賞を引き寄せた中間管理職へのディープヒアリング

2度目のLLP参加にあたり、石井さんが胸に誓ったのは「とにかく具体に絞り、地に足をつけること」でした。

営業のスペシャリストである木村さんがチームに加わったことで、プロジェクトは一気に加速します。

チーム・バブリーチのデモデイ(最終発表)直前のミーティングの様子。

ケイ「前年と比べて、参加する心持ちで一番変わった部分は何ですか?」

石井さん「ユーザーの声を聞くのが一番大事で、そして一番面白いという原点に立ち帰れたことです。経営者でも末端のスタッフでもなく、現場で一番苦しんでいる『中間管理職』の方にヒアリングを重ねました。」

【最優秀賞を獲得できた3つの理由】

  • 中間管理職の深層課題(インサイト)の特定:「困っていない」という表面上の言葉の裏にある真の苦労を見抜いた。
  •  泥臭い現場アプローチ:営業として売り込むのではなく「インタビューさせてください」と寄り添う姿勢を徹底。
  • 圧倒的なビジョンの提示:目の前の課題解決(シフト管理)の先に、大きな未来(OS構想)を描き投資家心理を掴んだ。

石井さん「経営者に聞いても『シフトに困っていない』と言うんです。でも、実際にシフトを組んで頭を抱えている中間管理職の方に聞くと、リアルでハードな問題が見えてくる。実際のヒリヒリする対話があったからこそ、自分自身も本気になれました。」

人間とAIのベストバランス。「シフトパズル」が解決するリアルな現場

こうして6月に開発がスタートしたのが、旅館やホテル向けアプリケーション「シフトパズル」です。

完全自動化で機械的にシフトを決めてしまうのではなく、「人力(人間の思考)」と「AI」のバランスを最も重視しています。

石井さん「完全自動化にすると、誰に無理をしてもらうかという人間的な調整の機会が失われてしまいます。大変な計算部分は機械に任せ、人間にしか判断できないギリギリのラインで立ち止まって調整できるように設計しました。」

無機質なExcelでは見落としがちな連勤制限や責任者の配置パターンを「世界線(パラレルワールド)」として可視化。

シフト管理者が頭の中で汗をかいていた構造を画面上に可視化したことで、現場から「これなら使える!」と強い手応えを得るプロダクトが完成したのです。

LLPを検討している人へ|「困っている人を救う」ビジネスの原点

挫折から最優秀賞まで駆け抜けた石井さんに、来期以降LLPへの参加を迷っている方へのメッセージをいただきました。

石井さん「起業というとキラキラしたイメージがあるかもしれませんが、結局大切なのは『困っている人の課題を解決する』というビジネスの基本です。LLPはそのためのノウハウやジョブ理論を学び、実践の背中を強力に押してくれる場所ですよ!」

ケイ「自分で一念発起してインタビューに行くのはハードルが高いですが、期限を切って背中を押してもらえるのはありがたいですよね。」

石井さん「まさにそうです!自分の限界を超えるための最高の環境だと思います。」

まとめ

「人の役に立ててこそのエンジニアリング」

石井さんが語ったこの言葉には、ものづくりに挑むすべての人へのヒントが詰まっていました。

高尚な技術や理論を振りかざすのではなく、泥臭く現場に通い詰め、困っている人の痛みに耳を傾けること。

最優秀賞という結果は、技術に温かい情熱と「現場主義」が宿った瞬間に手繰り寄せられた必然だったのかもしれません。

長岡から生まれる新たなイノベーションの波に、これからも大注目です!

シフトパズル改めシフトントンに興味のある方はこちらから。
現在(2026/9/20時点)、無料モニターを募集中とのことです!

https://bublys.ooo/shiftonton/

LLP関連情報

LLP情報
主催:長岡市 https://www.city.nagaoka.niigata.jp/sangyou/cate12/event-detail.html#02
共催:NaDeC構想推進コンソーシアム https://nadec-nagaoka.jp/LLP2026
運営:CLIP長岡 https://www.kigyousien.or.jp/2026/04/llp2026/

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