紅葉の季節ですね。
最近は熊の被害もニュースでよく取り上げられていますが、やはり美しい紅葉を見るには市街地ではなく山に行くのがオススメです。

心配な方は自治体の公式サイトやSNSなどで熊出没情報も発信していますので行く前にチェックしてから出かけるようにしてください！

紅葉って？どうして赤くなるの？

これは、興味のない人は飛ばして見てください(笑)
個人的にはこういう知識も知った上で何かをを見ると「なるほど」と思えるので、共感してくださる方向けに記載しています！

紅葉(こうよう)とは、夏から秋に向けて日照時間の減少によって光合成のためにたくさん含まれている緑色の色素「クロロフィル」が分解されることで起こります。

私は色彩検定も所持しているのですが、色相関図で緑の反対の色は赤なんですよね。
色々な色が混ざっている葉っぱから赤の反対色である緑の色素が分解されて消える→赤い色素が残っているので葉の色も赤くなるというのが紅葉の仕組み。

また、特にモミジ🍁の葉などはそこからさらに赤い色素「アントシアニン」が合成されるので、より鮮やかな赤に染まっていきます。

そして黄色い葉は黄色の色素「カテロイド」の比率が高いので黄色が目立ちます。

つまるところ、季節に合わせて植物の化学変化が起こっているんですね。

色鮮やかな魚沼の紅葉と澄んだ空気

新潟県南東部の端、大白川

今回私たちが訪れたのは新潟県と福島県の県境、旧入広瀬村の大白川地区。

冬には例年3メートル超、多い年には５メートルの積雪が見られる日本有数の豪雪地です。

アクセスはなんというかまあ、非常に悪い(JR大白川駅がありますが1日に電車が３往復ほど)ですが、シェフとパティシエのご夫婦が営む民宿「休み場」(地元の人は「やすんば」と言うそうです)や、キャンプやアクティビティも楽しめる温泉宿「浅草山荘」など魅力的なスポットもあります。

地元の方の話によると、遠方から飛行機に乗ってくるお客さんもいるとか…。
(新潟空港からだけを考えても新幹線と在来線を上手く乗り継いでも２時間以上、レンタカーを借りたとして高速道路で行っても１時間半以上はかかります。)
言い換えれば、それだけ魅力に溢れたスポットだということですね。

魚沼の魅力

そんな魚沼、そして大白川地区の魅力をご紹介。

なんと言っても市街地とは雰囲気の違う、落ち着いた風景と澄んだ空気。

私は以前、東京に住んでいたこともあるのですが出身は新潟県。
帰省するたびに「空気が違うな」と感じていました。

そして魚沼はその中でもさらに空気が違うように感じます。
雪解け水を運ぶ破間川、高層ビルのない田舎の風景、見渡す限りの山々。

途中、「道の駅いりひろせ」にも寄りましたが、気温の寒さとは対照的に地域の人たちには温かさが感じられました。

魚沼の紅葉

訪れた日の気温は9℃ほどでした。
夜の気温が８℃を下回ると葉が色づくそうなのでちょうどいい頃合いですね。

もう少し赤くなりそうですが、緑とのコントラストも楽しめる今が個人的にはおすすめです。

目前に広がる破間川ダムの貯水池

ここで問題です！

「破間川」これ読めますか？
初見の人はまず読めないのでは？と思うのですが…。(妻は読めませんでした)

正解は「やぶるまがわ」…ではなく「あぶるまがわ」です！

越後山脈から始まり、魚野川に合流し、日本一長い川として有名な信濃川に繋がる一級河川(国が指定する重要な水源)です。

紅葉を楽しみたい方だけでなく、建造物マニアの方にもおすすめのスポットです。

大自然の中に巨大人工物あるのって、なんだかロマンを感じませんか？私だけ？(笑)

注意点

大白川地域にはコンビニやスーパーなどがなく、立ち寄れるトイレがあまりありません。

浅草山荘さんの近くに公衆トイレがあるにはあるんですが、足元がカメムシの死骸だらけでちょっと抵抗感があるかも…。

大白川駅にもありますがこちらも(土日は平石亭という蕎麦屋さんが２階で営業していますが)基本的には無人駅なので大白川地区に行く前に「道の駅いりひろせ」に寄って済ませておくのが良いのではないかと思います！

(※営業時間は9時〜17時ですがトイレは２４時間使用可能で自販機もあります。)

まとめ｜建造物マニアさんにもおすすめの紅葉スポット！

ドライブを楽しみながら、道中徐々に色づいていく山々の美しい景色が素敵！

そして寒いけど窓を全開にして走りたくなるような澄んだ空気も最高でした！

そして帰り道ではせっかく魚沼に来たんだからと地元で人気のラーメン屋さんへ。
ラーメンレビュー記事→【魚沼市の実力派ラーメン店小馬実食レビュー！】

冷えた体も温まって最高のドライブになりました！